一般財団法人光文文化財団

第22回鶴屋南北戯曲賞受賞の言葉

平田オリザ

受賞作:
『日本文学盛衰史』(高橋源一郎・原作)
受賞者:
平田オリザ(ひらた おりざ)
選考経過:

現役演劇記者7名による選考委員会を2回にわたって開き、決定。 2018年12月19日の第一次選考会で5作品をノミネート、2019年1月16日の選考委員会で最優秀作品を選出した。

ノミネート作(作品名 公演順)

  • 「ぼたん雪が舞うとき」高木達
  • 「藍ノ色、沁ミル指ニ」内藤裕子
  • 「日本文学盛衰史」平田オリザ(高橋源一郎・原作)
  • 「遺産」古川健
  • 「逢いにいくの、雨だけど」横山拓也
贈呈式:
2019年3月22日 帝国ホテル(東京・内幸町)

受賞の言葉

大賞

平田オリザ

 まず何よりも、素晴らしい原作の舞台化を快く許可してくださった高橋源一郎さんにお礼を申し上げたいと思います。 小説と演劇を繋ぐこの作品を、栄えある鶴屋南北戯曲賞に選定していただいたことは、大きな意義があると思っています。
 この戯曲は、北村透谷、正岡子規、二葉亭四迷、夏目漱石の四人の葬式の通夜振る舞いの席を舞台にしています。 国民国家の形成と相似形をなすように、日本の近代文学を生み出した若き文学者たちの群像を、 原作の魅力を生かして現代社会と往還させながら綴っていく作業は、それだけでとてもスリリングなものでした。
 また、この作品は、兵庫県豊岡市の城崎国際アートセンターで制作されました。 日本文学にゆかりの深い城崎で、集中して作品を作れたことも、本作の成功の大きな要因でした。
これからも演劇の可能性を広げるような作品を書き続けていきたいと思います。
 ありがとうございました。

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